はじめに
Cursor IDEは、AI支援によるコード開発の方法を革新しました。すでに様々なAIモデルの組み込みサポートを備えていますが、DeepSeekの強力なモデルを統合することで、開発体験をさらに向上させることができます。このガイドでは、CursorにDeepSeekモデルを追加する方法を紹介し、他のAIソリューションに対する費用対効果の高い代替手段を提供します。他の選択肢との包括的な比較については、ClineとDeepSeekの代替案に関する記事をご覧ください。
前提条件
開始する前に、以下のものを用意してください:
- Cursor IDEのインストール
- APIアクセス権を持つDeepSeekアカウント
- DeepSeekアカウントに最低5ドルの残高
段階的な統合ガイド
1. DeepSeek APIキーの取得
- DeepSeekプラットフォームのウェブサイトにアクセス
- アカウントを作成またはログイン
- APIセクションに移動
- 新しいAPIキーを生成
2. Cursorの設定を構成
- Cursor設定を開く
- AIモデルセクションに移動
- 既存のモデルを一時的に無効化
- 以下の設定で新しいカスタムモデルを追加:
- ベースURL:
https://api.deepseek.com
- モデル名:
deepseek-coder
- APIキー:あなたのDeepSeek APIキー
- ベースURL:
3. 設定の確認
- "確認"ボタンをクリック
- 確認が成功するまで待機
- 確認後、他のモデルを再度有効化可能
使用のヒント
チャットモード
- Command/Ctrl + Lでチャットを開く
- ドロップダウンメニューからDeepSeekモデルを選択
- AIとのチャットを開始
重要な注意点
-
モデル名:
- コーディングタスクには
deepseek-coder
を使用 - 一般的な会話には
deepseek-chat
を使用
- コーディングタスクには
-
一般的な問題:
- 400エラーが発生した場合、モデル名を確認
- アカウントの残高が十分であることを確認
- 問題が発生した場合、プロンプトから"@web"を削除
-
コスト効率:
- DeepSeekは競争力のある価格を提供
- 他の選択肢と比較して約7%のコスト
- アカウント残高が十分な場合、使用制限なし
制限事項
- Composer機能にはCursor Proサブスクリプションが必要
- 関数/ツールの統合が限定的
- 一部の高度な機能が利用できない場合あり
結論
DeepSeekモデルとCursorの統合により、AI支援開発のための強力で費用対効果の高いソリューションが提供されます。いくつかの制限はありますが、この組み合わせは大多数の開発タスクに優れた価値を提供します。
次のステップ
より高度な使用法と代替案については、追加の開発ワークフローのためのClineとDeepSeekの使用に関するガイドをご覧ください。